azusabiyori ソラリス


ソラリス

更新日
2007.05.21
カテゴリ
Trip story
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人間は地球を汚しすぎた。夜という黒いベールに穴が開き、そこから向こう側の世界の光が漏れ出していた。それは夏の日の花火のようにパラパラと照らし輝いていた。感動した。どんどんその点々が何かの模様に見えてきて、そしてその点々をつなげるといくつかの動物や人物が登場してきた。バスは進んで行く。彼らの風情は楽しそうに見えた。私は揺られて想像は私の夢の中へ入っていった。



上海で見た人工の夜景、上海から大理へ。大理は田舎町で一昔前にタイムスリップしたみたいだった。まだ機械を使ってないあの頃のように田植えは手作業で行われる。川で子供は自分の靴下を自分で洗う。彼らの交通手段は馬。



ここ何十年で開発された機械やプロダクツのおかげで私たちの生活は快適なものになったといえるだろう。どんどん進んでいく社会。前に進んでいくのか。前に進むというのは自分が向いている地点からに進行方向に歩いて行ったり物事がよい方向に進んだりすることを言うが、前日は明日のことではなくさっきのこと、過去のことになる。反対を言えば後日はこれから先のこと、未来のことになる。ならば人は過去を向いているということになるのではないか。私たちはいつまでも過去を見つめ進んでいく。ここに辿り着いて大理の風情を目にし、昔を惜しみそんなことを考えてしまった。




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